高校生が行く、ものづくりの現場—就業体験レポート—ものづくり山形情報サイト【Y+M】

社会福祉法人 長井福祉会
特別養護老人ホーム 慈光園

所在地 長井市小出3453番地
入所定員 特養 110名(長期入所)
業務内容 特別養護老人ホーム(長期・短期)、
デイサービスセンター、
ホームヘルパーステーション、
在宅介護支援センター、
ケアハウス等の機能を有する。

ア.実習生

山形県立長井工業高等学校
福祉情報科 K君(長井北中出身)、
  T君(赤湯中出身)

イ.実習内容

  • 介護補助、利用者とのコミュニケーション

ウ.日程

平成21年6月16日(火)~18日(木)までの3日間


エ.事業所より

オ.感想

K君

 僕は、デュアルシステムに参加する前に3つの目標を立てました。1つ目は、利用者とのコミュニケーションを取る事です。インターンシップでは、作り笑いや作り笑顔が多く利用者との会話が弾みませんでした。なので、この機会を使って頑張りたいと思いました。2つ目は、インターンシップでは曖昧だった仕事の流れをしっかり覚えて、福祉を深く知りたいと思いました。今回はこの目標を意識して実習をしてきました。
 1つ目の目標の反省は、最初の2日間は利用者とのコミュニケーションと自然な笑顔があまり出せずにいました。でも、3日目くらいになると職員の方や利用者との緊張がほぐれてきて、コミュニケーションを自然に取る事が出来るようになりました。デイサービスでは、折り紙でテーブルを飾り付けしたり、利用者と一緒に折り紙をしたり、お話をすることが出来て良かったです。ケアハウスでは、喫茶店で利用者と東京タワーや瀬戸大橋の話をしたり、囲碁をしたりと予想した以上にふれあうことが出来ました。
 2つ目の目標の反省は、入浴介助の時にスタッフの方と一緒に利用者の方の頭や体を洗わせていただきました。インターンシップでは頭を洗うので精一杯でしたが、このデュアルシステムでは体をどのように洗うのか、どこから洗うのかが少しずつですがわかるようになりました。入浴介助であがり湯の時に、スタッフの方が脇にバスタオルを挟んでいてスタッフの方はいつも利用者の方の事を考えていて凄いと思いました。
 今回、このデュアルシステムを通して、改めて挨拶や利用者との接し方、心構えなどが学校では勉強する事の出来ない大切な事だと思いました。この体験を生かしてホームヘルパーの資格取得に努めたいと思います。10日間、本当にありがとうございました。

T君

 今回、慈光園さんにお世話になり、ショートステイ、デイサービス、ケアハウスと合計10日間の研修を通して、たくさんの事を学ぶことができました。お忙しい中、私たちのためにご指導していただきありがとうございました。
 ショートステイでは、利用者の方が入れ替わる為、名前と顔はもちろん状態の把握も大変な仕事の一つでした。分からないところがあるときは、担当の方が優しく丁寧に教えて下さいました。慈光園の夏祭りの時には獅子舞や職員の方が踊りを発表したり出店を出したりし、利用者の方や夏祭りに来てくださった方々皆さん楽しんでおられたようでした。数日で仕事にもなれてスムーズに作業ができるようになりました。また、研修を始めたばかりのときは、小さな声でしか話しかけることができませんでしたが、大きな声ではきはきと喋れるようになりました。
 デイサービスでは、多くの人が大ホールで利用でき、間仕切りがない部屋のため一人ひとりに目が行きましたが、一人の方に集中してしまうと周りが見えなくなってしまう事がありました。利用者の方と話をしている時なかなか話題がみつからず、利用者の方から話をしてもらうことがあり、これからは、自分から話題を出していきたいと思った。
ケアハウスでは、喫茶店の手伝いをしたときデイサービスのときの反省を活かし、自分から積極的に話題を出して話すことができました。
 不安があれば、職員の方に質問することができるようにはなりましたが、まだ利用者の方に積極的に話しかけることができなかったのでその辺が課題になりました。

本校のデュアルシステムの概要

 現行のインターンシップは職業観の育成などを目的に、約3~5日の日程で企業における比較的軽度な作業を体験しています。しかしながら本来の業務のうちごく1部しか体験できず、深く業務内容を知りたい場合などには時間不足です。デュアルシステムは、10日間程度の就業体験により、職業間の醸成に併せ、目的に沿った実践的な技術の習得により専門的な学習をより深化させようとするものです。平成18年度から平成20年度までは、山形県置賜総合支庁が中心になって、置賜地区の学校が実施対象となっていましたが、今年度からはインターンシップ同様各校独自で実施することになりました。
 「デュアルシステム」とは、学校における講義、実習と企業における実習、実務とを組み合わせて教育訓練を行い、実践的な職業能力を身に付けた人材を育成する仕組みです。元々は学校に通いながら企業で実習することから「デュアル(二重)システム」と呼ばれています。他都道府県では実施しているところが数多く出ています。

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